今年は気温とスケートについて今まで以上に関心をもってきました■結果から言うと、10℃以下になると急激に動作が鈍ります■更に硬めのセッティングだと滑走面の食付きや振動も気になります■只今の気温は10℃、リスキーの分岐点■身体を十分に暖めてからボードをまたぐ事に■パークでは、岸和田のだんじり男"Taru"氏が、一人黙々とVERTを滑っています■彼と滑るのも暫らくぶり■最近の彼はYOKOTA基地に通いつめ、ミニランならではの多彩なトリックにふれスケートの楽しさを満喫していたようです■近々では12/15のProgコンペにBクラスで参加し4位になったとの事■そのYOKOTA基地、滑走時間が平日は夕方〜11時迄とスケートできる時間が短くなり利便性の低下を嘆いていました■明らかに稼動で得る売り上げより、経費削減で得る効果の方が経営に貢献すると判断したのでしょう■Taru氏は社のウォームアップに付き合ってくれ、しばし二人でミニセッション■流石に滑り込んでるだけに、板に馴染んだ滑りを披露してくれます■続けざまに、今風なノーハンドのバートリバートを試みてくれましたが、おしくも自沈した際に足首をグキッてしまい・・無理せずリタイア■高齢者の自沈(目一杯しゃがんで乗る体勢)は注意が必要です■メイクへの執着以上に、自分自身のスペックを理解しておく事が重要です■社が知る限りでは高齢者スケーターの大半は全盛期と比較し10kg以上の体重増がざらです■分かり易く言うと5kgのダンベルを2個持ってスケートしている姿をイメージしてみてください■4個位の人もいますよネ■要は完全にしゃがみ込んだ状態では、下半身のサスペンションは機能しません■「G」をもろに下半身の局部で受ける事になります■体重増に加え弾力性の無くなった腱や筋の許容力を超えてしまった結果として、最悪の場合は足首の外反捻挫や骨折を招いてしまいます■くれぐれも自沈に気をつけましょう■自沈での怪我を防ぐには自沈しない事がベストなのでが、完全にしゃがみこんだ状態ではニースライドで逃げようにもかえって変に足首に負担がかかり危険です■今言えるのは、無理してメイクしない事■メイクして完全にしゃがみこむ前にニースライドで過負荷を逃がす事です■攻める/攻めないは個人の判断ですが、お互い気をつけましょう■そういう社も今日はF/Sオーリーですっぽ抜けて後頭部からの着地■明日の朝、首が動く事を願うばかりです。(社)

                

Skateboarders
山海道新聞
タイトル
2002. 12. 28(sat)
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taru's roll back
−山海道掲示板
−skate clinic(基本)
@ 心身共にウォームアップし滑りましょう
A 柔軟性の維持も大切なPointです
B 気温等の環境の変化に留意する
C モチベーションの低い時は特に慎重に
D 滑走後のクールダウン・ケアも忘れずに
E 自己責任のもとで楽しみましょう
F アールの淵に素人を立たせない事
−skate clinic(001)
バーティカル・スケートを安全に楽しむには ダメージを小さくする受身も必要です
「ニースライド」と言う方法があって、装着した膝パッド を用い、正座する様な姿勢で滑降りる形をイメージ してください
アールに沿って、正しいニースライドができない場合は逆に危険をともないます
アールから離れ過ぎてニースライドを行うと、スライドによる衝撃吸収ができずにボトムに膝蹴りを入れる事になります
これを俗に「ニーアタック」と呼び、判断の遅れやアールの小さなバーチにおいて発生しやすいので注意しましょう。
ダメージを数値化(参考)すると、自身の重心(へその辺り)と目いっぱい縮んだ状態の差、だいたい40〜60cmの幅がサスペンション の役割を果たしていると思ってください
ランプの高さを3mとし、まともにボトム落ちした時の衝撃は、3m÷0.5m=6G(体重の6倍)になり骨折も有得ます
ノーセフティは危険回避の巾を狭めるだけでなく身体への負担も大きく、スケートを長く楽しみたい中高齢者は常に安全/健康への配慮が必要不可欠です
このニースライドを使えるとスケートに関わるリスクの多くを回避する事が可能となるので是非ともマスターしましょう
ただしニーパッドを非装着の時に無意識にニースライドするのが難点です
APPENDIX : "chibi pipe"JoeU
 TODAY'S  "SAN-KAI-DOU" REPORTS